こんにちは、JS2IIUです。
Streamlitは、Pythonで手軽にWebアプリを作成できる強力なツールです。本記事では、Streamlitを初めて使う方に向けて、「アプリの実行方法」と「アプリスクリプトの基本構造」、さらに「マジックコマンド」について解説します。今回もよろしくお願いします。
はじめに
Streamlitは、Pythonスクリプトを書くだけでデータ可視化やツールをWebアプリ化できるライブラリです。
FlaskやDjangoのように複雑なルーティングは不要で、PythonコードをそのままWebアプリとして動かせるのが特徴です。
この記事では、以下の3つを重点的に解説します:
- Streamlitアプリの起動方法(
streamlit runコマンド) - 基本的なアプリ構造とコードの流れ
- Pythonとの違いであるマジックコマンドの特徴
Streamlitアプリの実行方法
まずは、Streamlitをインストールし、実行するまでの流れを説明します。
ステップ1:Streamlitのインストール
ターミナルまたはコマンドプロンプトを開いて、以下のコマンドを実行します。
pip install streamlit✅ Pythonがインストールされていない方は、Python公式サイトからインストールしてください。
ステップ2:Pythonファイルを作成する
以下のようなコードを、app.py という名前で保存します。
import streamlit as st
st.title("はじめてのStreamlitアプリ")
st.write("Streamlitを使えば、簡単にWebアプリが作れます!")ステップ3:Streamlitアプリを実行する
ターミナルで、作成したファイルのあるディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。
streamlit run app.py数秒後にブラウザが自動的に開き、作成したアプリが表示されます。
よくあるエラーと対処法
| エラー内容 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
streamlit: command not found | PATHが通っていない | pip show streamlit で場所確認 or 再インストール |
ModuleNotFoundError: No module named 'streamlit' | モジュールが未インストール | pip install streamlit を実行 |
Streamlitアプリの基本構造
Streamlitは、通常のPythonスクリプトとほぼ同じように記述できます。ただし、以下の点が特徴的です。
● コードは上から下に順に実行される
Streamlitはスクリプトの「全体」を毎回読み込み直して、UIを再描画します。そのため、ユーザーの操作に応じた更新も自然に反映されます。
● 基本構成の例
import streamlit as st
# タイトル
st.title("Streamlitアプリの基本構造")
# テキスト表示
st.write("このアプリは、Streamlitの構造を学ぶためのサンプルです。")
# ボタン
if st.button("クリックしてね"):
st.write("ボタンが押されました!")解説
st.title():ページの見出しを表示しますst.write():テキスト、数値、表など、幅広いデータを表示可能st.button():クリックイベントに対応
Streamlitではこのように、コードを書いた順番=画面に表示される順番になります。
マジックコマンドとは?
Streamlitでは、特定の関数を使わなくても値や文字列をそのまま表示することができます。これを「マジックコマンド(Magic Commands)」と呼びます。
● 通常のPythonとの違い
通常のPythonスクリプトでは、文字列だけを記述しても何も起こりません。しかしStreamlitでは以下のような書き方も可能です:
"これはマジックコマンドで表示された文字列です"
このように書くだけで、画面に表示されます。裏側では st.write() と同様の処理が行われています。
● マジックコマンドの使い方と注意点
import streamlit as st
"これはマジックコマンドの例です"
df = {"A": [1, 2, 3], "B": [4, 5, 6]}
df # データフレームも表示される⚠ 注意:マジックコマンドは便利ですが、表示内容を明確にしたいときは
st.write()やst.dataframe()を使ったほうが良いです。
まとめ
本記事では、以下の3点について説明しました:
✅ streamlit run コマンドで簡単にアプリが実行できる
✅ スクリプトは上から順に実行される構造
✅ マジックコマンドで手軽に値を表示できる
Streamlitは「とにかく簡単にWebアプリを作ってみたい!」という方にぴったりのツールです。この記事を参考に、ぜひ最初の一歩を踏み出してみてください。
参考リンク
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24年9月に出版された「ハイパーモダンPython-信頼性の高いワークフローを構築するモダンテクニック」、Claudio Jolowicz著、嶋田、鈴木訳。開発環境の構築、プロジェクトの管理、テストに関して実践的な内容でとても参考になる一冊です。Poetryについても詳しく説明されています。ぜひ手に取ってみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。


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