こんにちは、JS2IIUです。
今回は、Streamlitの機能のうち、標準機能だけでは使えないUI要素を紹介していきます。今回もよろしくお願いします。
はじめに
Streamlitは、PythonだけでインタラクティブなWebアプリを作成できる便利なフレームワークですが、標準で提供されるUI(ウィジェット)には限りがあります。
例えば、**「カレンダー形式で日付を選びたい」とか、「地図上にピンを立てたい」**と思っても、標準のStreamlitだけでは難しいことがあります。
そこで登場するのが 「Streamlit Components」 です。
この記事では、以下のようなことができるようになります:
- カレンダーから日付を選べるようになる
- 地図を表示して、位置情報を扱えるようになる
どちらも 初心者の方にもわかりやすく、ステップバイステップで実装手順を紹介していきます。
Streamlit Componentsとは?
Streamlit Componentsは、Streamlitアプリに外部のJavaScript UIや、よりリッチなインターフェースを追加できる仕組みです。
例えば、以下のようなことが可能になります:
- より高機能なグラフ(echartsなど)
- 編集可能な表(AgGridなど)
- インタラクティブな地図
- カレンダー入力などのUIコンポーネント
Streamlit公式が提供するものもありますし、有志が作った便利なコンポーネントも多くあります。
【準備】Streamlitアプリの基本テンプレート
まずは、どんなアプリでも共通となるStreamlitアプリのテンプレートを作成しておきましょう。
pip install streamlit以下のように .py ファイルを作りましょう(例:app.py)。
import streamlit as st
st.title("Streamlit Components 活用例")このファイルをターミナルで起動すると、Webブラウザでアプリが立ち上がります:
streamlit run app.py実践①:カレンダーで日付を選べるようにする(streamlit-calendar)
✅ 目的
日付を選ぶUIとして、標準の st.date_input も便利ですが、Googleカレンダー風のUIが使いたいときは streamlit-calendar が便利です。
🛠️ Step 1:インストール
pip install streamlit-calendar🧩 Step 2:コード例と解説
import streamlit as st
from streamlit_calendar import calendar
st.title("カレンダーで日付を選択")
# カレンダーを表示
selected_event = calendar()
# 選択されたイベント情報を表示
st.write("選択されたイベント情報:", selected_event)💡 補足説明
calendar()を呼び出すと、月間カレンダー形式のUIが表示されます。- カレンダーにイベントを追加したり、日付をクリックするとイベントデータが辞書形式で返ってきます。
これは、スケジュール管理アプリや予約アプリなどに応用できます。
実践②:地図にピンを立てる(streamlit-folium)
✅ 目的
地図表示を簡単に組み込みたい場合、foliumライブラリと連携できる streamlit-folium が非常に便利です。
🛠️ Step 1:インストール
pip install streamlit-folium folium🧩 Step 2:コード例と解説
import streamlit as st
from streamlit_folium import st_folium
import folium
st.title("地図表示のデモ")
# 地図を初期化(東京を中心)
m = folium.Map(location=[35.6895, 139.6917], zoom_start=12)
# マーカー(ピン)を追加
folium.Marker([35.6895, 139.6917], tooltip="東京タワー").add_to(m)
# 地図をStreamlitに表示
st_data = st_folium(m, width=700, height=500)💡 補足説明
folium.Map()で地図を作成し、Marker()で地点にピンを立てます。st_folium()を使うことでStreamlit上に地図を描画できます。- 地図のクリック位置を取得することも可能です(詳細は公式ドキュメント参照)。
観光案内アプリや不動産情報アプリなどに活用できます。
その他おすすめコンポーネント紹介
以下もとても便利なので、用途に応じて試してみてください:
| コンポーネント | 機能の概要 | インストール例 |
|---|---|---|
streamlit-echarts | 高機能なグラフ(ECharts) | pip install streamlit-echarts |
st-annotated-text | テキストの一部を強調表示 | pip install st-annotated-text |
streamlit-aggrid | 編集可能なデータテーブル | pip install streamlit-aggrid |
コンポーネント利用時の注意点
- コンポーネントによってはJavaScriptベースでローカルのみで動作するものもあります。
- 公式でないものは、メンテナンス状況やGitHubのスター数などを確認しましょう。
requirements.txtに依存関係を明記しておくのが安心です。
まとめ
Streamlit Componentsを活用すれば、以下のようなことが実現できます:
✅ 標準にはないUI(カレンダーや地図など)が簡単に使える
✅ 高機能な可視化・入力コンポーネントが追加できる
✅ Pythonだけでフロントエンドの拡張ができる
アプリの可能性がグンと広がりますので、ぜひ試してみてください!
参考リンク
- 🔗 Streamlit公式 Components ギャラリー
- 🔗
streamlit-calendarGitHub - 🔗
streamlit-foliumGitHub - 🔗
foliumドキュメント
最後に書籍のPRです。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。

